任地にきて一ヶ月、いろんなことがありすぎた。
まず、私の家に変質者出没。一回目は、私が夜寝ようとして電気を消したそのときだ。窓のほうから男の人の声で「電気をつけろ、とにかく電気をつけろ。つけなきゃどうなるかわかってるのか」といっているのが聞こえた。暑いので当然のように窓をあけていたのだが、私の部屋は外に面しているので、外から見つかってしまったようだ。電気を消したその瞬間いわれたので、きっとスタンバイしていたのだろう。私はこわくて、しばらく固まってしまった。その日はけっきょく怖くて眠れなかった。
二回目は、お風呂の窓においておいたシャンプー・リンスが盗まれていた。一応窓に鉄格子はあるが、なにか細いものでたぐりよせてとったようだ。
三回目は、朝四時半ごろ。ガタガタという物音でおきた。ふと窓のほうをみてみると、なんと、内側からしか開かないはずの窓が開けられているではありませんか!またか!と思って、今度は、携帯していた防犯アラームを思いっきり鳴らして、同居してるイリスを叩き起こした。アラームのせいでヤツは逃げたようだが、明るくなってから窓の外をみてみたら、窓の網戸に穴が開いてて、さらに地面には、長時間滞在したとうかがえる食べかけのパンが投げてあった。もう怖いというよりも気持ち悪くていてもたってもいられなくなった。ただの泥棒か、それとも外国人女性だからおもしろがっているのか、それはわからない。
こんなこともあり、今はホテル暮らしの身である。新しい家が探せるまでの避難生活には、ちょっとよすぎるが、しょうがない。まさか赴任一ヶ月で家捜しをするとは思っても見なかった。こっちには不動産もないし、スペイン語もよく話せないしで、家捜しは困難を極めた。コルマド、薬局、スーパー、食堂など人が集まりそうなところに声をかけまくったり、職場の人のつながりをあたってもらったり。できることはやった。最終的には、職場の人の紹介で、オフィスから30秒くらい(近!)の家に決まりそうだ。民家の二階で、自分用のキッチン、バス、部屋がある。大家さんもいい人そうで、よかった。そして何よりも、家にはチワーワが四匹も!そのうち一匹は赤ちゃんだし!あとはセキュリティの面で事務所のチェックがOKになれば晴れて入居できる。とってもわくわく。
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