
ここ何ヶ月か、農家グループメンバー、マテオさんの調子が悪いので、見舞いにいった。巡回にいくといつも小屋などを作っていたり、家畜の世話をしていたりと働き者だった。きっと働きすぎだったのかもしれない。倒れて医者に見てもらったら、喉に腫瘍が見つかったようだ。親戚一同が援助をして首都で手術を受けたり、薬を処方してもらったが、一向によくなる気配がなく、もう家のお金も底をついた。
家族の人たちは極めて明るく振舞ってるけど、大学生のマイラと後で話したとき、彼女は泣いていた。勉強を続けたいのに、学費が払えず、大学からは退学勧告がでている、とのこと。何も言えなかった。本当に困っている人に、自分は何がしてあげられるのか。役に立たない自分を申し訳なく思った。
村で活動していると、こういうケースにあまりにも多く出くわす。勉強する意欲はあるのに、お金を払うことができない。また、両親を気遣ってあきらめてしまうケースも。これが小規模農家の家庭の現実なのかもしれない。一見、衣食住には困らない生活をしているように見えても、実態はその日ぐらしにほかならない。
この国の人達は、食べるものにあまり困ることはないが、教育・医療など将来予想される事柄に対して、ほとんど備えがしたくてもできないという状況が大きな問題としてあるのだと思う。
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