



朝七時のバスで、パツクアロを出発、移り変わる景色を眺めながら、旅の終わりを目前にちょっぴりセンチメンタルになる。
四時間後、山を抜けると、ビル、ビル、ビル。メキシコシティ砂漠が見えてきた。大都会。
メキシコシティは、超凶悪犯罪都市といわれていたので、おびえていた。しかし、最近、メキシコ政府は観光客の安全確保に大層力を入れているらしく、ソナロッサ等の繁華街では、盾を持って重装備をした警官が5メートルおきに立っていた。
これなら、安心かもしれないけど、逆にこっちがみられているような気がして少し窮屈だった。隊列を作って待機している部隊もあったりと、ものものしい雰囲気だった。ここまでしないと、治安維持が不可能なほど、危険な状態だったのか、と考えてしまった。
とにかくお腹がすいたので、ごはんを探しにホテルの周りをうろうろ。どこを歩いても、トイレの便器がやたら売ってる通り、バスタブ通り、電球通り、など秋葉原や神田界隈の雰囲気。見当のつけかたが悪かったんだろう。仮にかわいいのがあっても、持って帰るわけにいかないし。
そうこうしてる間に、バケツをひっくり返したような大雨。これは本格的に食べるところを探さないと、と最初に見つけた食堂に入ってみた。
『el cuadrilateno』というお店。店に入ると、他の店とは一味もふた味も違う、ってことがすぐわかった。店中に、メキシコプロレスのマスク、衣装、選手の写真などが飾ってある。最初は、プロレス好きのおっちゃんのコレクションなんだろう、って思ったら、なんとその店のオーナー自身が現役プロレス選手スーペルアストロだったのだ。日本へも、アントニオ猪木等と対戦するためにいったことがあるそうで、思い入れも強いそう。見るからに、強そう。
ごはんは、モーレソースで味付けした、豚スネ肉のサンドイッチ。初のモーレ。チョコレートソースとチリ、塩で味付けしてある。甘くてちょっぴりしょっぱい。表現しづらい味である。ネタにはなったかな。個人的には、チョコは隠し味程度でいいのかも、と思う。
オーナーのアストロさんには、ちゃっかりサイン&握手ももらって別れた。本当にたまたま入った店での偶然の出会いである。たぶん、もう一度いけ、といわれたら迷ってたどりつけないかもしれない。
メキシコシティは、この出来事だけで、十分意味があったといえるだろう。
メキシコシティは、本当、大きすぎるよ。
2 件のコメント:
Here are some links that I believe will be interested
I like it! Keep up the good work. Thanks for sharing this wonderful site with us.
»
コメントを投稿