


いつも作業を手伝ってくれるハーブ園の人夫さんの話。
働き者で、責任感が強く、気さくな彼は、話すことはできるが、耳が聞こえない。
最初はどのようにコミュニケーションをとったらよいのか、考え苦労していた。
苗の水のやり方、種のまき方、細かい説明もあるので大変だ。 しかも、紙で説明、というわけにもいかない。学校で文字を習う機会がなかったのだから。
うまく伝わらなくて作業がうまくいかない時もあった。
でも、聞こえないことは大して問題にならないと最近思う。
うまく伝わらなかったのは、こちらのコミュニケーション不足に他ならなかった。
彼と話しているとコミュニケーションの手段は、言葉のみにあらず。 目、指、口の動き、全身等。。人そのものを総動員してコミュニケーションは成り立っているんだって実感できる。
最近は苗うんぬんの話だけでなく、家族や日本のことなども話したりする。 とても楽しい。
農務省から給料が二ヶ月も払われてないというのに、毎日夕方六時に水遣りをしてくれるし、荒地に1m×2mの穴を掘ろうとしたときも、彼は朝六時から来て掘ってくれていた。本当に頭が下がる思いだ。
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